話し相手の印象を良くするには?
みなさんは誰かと話していて、
「なんか話が噛み合っていないなぁ」
と感じたことはありますか?
自分も相手も、話題について
ちゃんと応対しているにもかかわらず、
たとえば、
相手がなんとなく腑に落ちない様子をしている
とか、
釈然としない顔をしている、
とか、
自分もなんとなく違和感がある
というようなことです。
おそらく一度や二度くらいは
経験したことがあるのではないでしょうか。
でも カンタンなことでこの腑に落ちなさや、
なんとなくの違和感が払えるんです。
それはどんな方法なのでしょうか。
相手の得意な優位感覚をみつけて使う
それは
相手の得意な優位感覚を見つけて使ってみる
ということです。
得意な優位感覚って何?
と思われたかたも多いとおもいます。
人間には優位感覚がある
人間には利き手、利き目があるように、
それぞれ得意な感覚、つまり利き感覚があります。
突然ですが、
NLP(神経言語プログラミング)には、
VAK法といわれる考え方があります。
これはいわゆる
五感(視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚)
のことです。
VAK法は、五感を3つの感覚に捉え直したものです。
視覚(Visual)
聴覚(Auditory)
身体感覚(Kinesthetic)
V,A,Kは、これらの頭文字をとったものです。
相手の優位感覚(=利き感覚)は、
この3つの感覚(視覚、聴覚、身体感覚)
のうちのどれかにあてはまることが多いのです。
一番わかり易い例でいいますと、
言葉の使い方に違いが現れます。
3つの優位感覚のちがい
例えば
「話の内容がわからない」
と言うことを表現するとします。
視覚優位の人は「話が見えない」といいます。
実際に見えるとか見えないとか言うものではないのに
そういう表現を使うことが多いです。
私もよく使います。
聴覚優位の人は「〇〇さんが何を言っているかわからない」、
などと表現することが多いです。
聞く、話すなどの言葉、
数字や「ガーン」などの擬音語も
よく使います。
身体感覚優位の人は、
「〇〇さんの話は腑に落ちない」、
「話がつかめない」
などと表現することが多いです。
腑に落ちないの腑は内臓のことですし、
話がつかめないのは
手を使ってつかめないので
身体感覚優位と考えます。
同じ話の内容がわからないであっても、
表現がこれだけ違うのです。
優位感覚はひとそれぞれ違う
言っている人にとっては
自分の使っている表現が
ぴったりくる表現
なんです。
逆にいえば、
自分の優位な方法とは
違う表現をされると
しっくりこないことが多いのです。
もし誰かと話をしていて、
相手が話が見えないと言っていて、
自分が話がふに落ちないと言う表現を使っていたら、
相手は(自分もですけど)、
ちょっと話が噛み合ってないなぁ
って感じるかもしれないのです。
この場合相手の、
「話が見えない」に対して
自分も同じように「話が見えない」
と返してあげれば
相手の満足度は
今より良くなる可能性が高まります。
相手を意識して観察してみると
そのひとがどんな表現を
よく使うかわかってきます。
使う場面によって
優位感覚は変わることが多い
とも言われていますし、
取り混ぜて使っているひともいます。
ただよく注意してみてみると、
その人特有の優位感覚があるものです。
相手に自分の得意な方法を使ってもらう
のは難しいので、
自分が相手の得意な方法を
使ってあげることで、
相手の満足度が高まります。
まとめ
- いちど相手がどの感覚を優位に使っているかを観察してみる
- その人相手の時はその相手が優位に使っているであろう感覚を自分も使うようにしてみる
相手の自分への印象が高まって
よい雰囲気になれば、
自分の自己肯定感も高まります。
みなさんも、
この人とはちょっと話が噛み合っていないかもなぁ
と思う人にぜひこの方法を
試してみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。