断捨離。一昔前にハヤリましたね。断って捨てて離れる。
結構強烈な言葉です。
私も昔からものは捨てられないたちで。気づくと物が溢れかえっているという。自分が好きな物たちに囲まれた生活、という点では良いことではあるのですが・・
家人も私と同じような性質をもっているらしく・・
本棚に、家人が買ったであろう本があったので、ちょっと拝借して読んでみました。
「断捨離 私らしい生き方のすすめ」
断捨離は、「もったいない」という固定観念に凝り固まってしまった心を、ヨーガの行法である断行(だんぎょう)・捨行(しゃぎょう)・離行(りぎょう)を応用し、
断:入ってくるいらない物を断つ。
捨:家にずっとあるいらない物を捨てる。
離:物への執着から離れる。
として不要な物を断ち、捨てることで、物への執着から離れ、自身で作り出している重荷からの解放を図り、身軽で快適な生活と人生を手に入れることが目的である。ヨーガの行法が元になっている為、単なる片付けとは異なるものとされている。
Wikipediaより引用
この本では、片付け、断捨離をすることで、自分の生き方を見直そうと提唱しています。
ものを手放すことでその「もの」につよくこだわっている自分の気持ちを確認することができる。つまり、なぜ捨てられないかを自分に問うことによって、それが健全なものかどうかを見極めることができるといいます。
捨てられない理由が頭の中を占めてきたら次の5つの質問をしてみろと言っています。
- 明らかに事実に基づいているか
- 私の命や健康を守ってくれる
- 私の大切な目標達成に役立つ?
- 私の問題や悩みを解決するのに役立つ?
- 私を好ましい気分にしてくれる?
これで全てに「はい」と答えられるようなら、その「もの」を捨てる必要はない、だそうです。
まあ大概、いいえ、ですよ、これ。
ということは、捨てても良いものです。その「もの」は。
簡単に捨てられる?
分かっているんです。
捨てればいいってことくらい。
でも、なぜかできないんですよ。捨てられないタイプの人は。
本によると、そのときには自分がどの型かを知れって言ってます。
- 過去執着型
- 現実逃避型
- 未来不安型
その上でそれは「自分を幸せにしてくれるものなのか?」を問えといいます。
私はだいたい過去執着ですね。
忘れっぽいから、過去のものを記録として残しておきたがるのです。
すべてを残せるか?
自分と関わったもの、自分が良い思い出を残したもの・・すべてを残したい。
でも。それも全部は無理です。
すべてを残すのは不可能です。
まあ実際命をまっとうする時は何も持っていけませんからね。
そのものとはどこかでお別れをしなければならないわけです。
私を含めた現代人はこれを忘れてしまっているのじゃないかと思うわけです。
考えればわかることなんですけど。
ものも一期一会だと思いますし。
ずっとは一緒に居られない。
その「もの」との別れを自らの意思で行うか、突然のお別れをするか。
どちらが自分にとってより良い選択なのかも考えておいても良いのかもしれません。
「もったいない」を回避するには
捨てる際に生じる、「もったいない」という感情があります。
いまはフリマのサービスなどが以前に比べて身近になっていますので、そういったものを利用してみるのも一つの手かもしれません。
自分とは違う別の誰かが使ってくれるなら、捨てるわけではないのでもったいなくないし、手放すのは惜しくないと思えるのではないでしょうか。
- 家の中から不要な物が減る
- 不要なものを減らすことでお金が増える
これだけでもやる価値あるかもしれません。二重にメリットありますから。
空いたスペースに・・
それで、空いたスペースになにかが入ってくるかもしれない。
本の中にも書いてありますけど、手に入れるためには、まず今あるものを手放す必要があります。
腕は2本しかない、両手に物を持っていたら、新たにものは持てないです。それと一緒です。たしかに、手放すと、違うものが入ってくるんです。
それはものであったり、新たな出会いだったり。私も経験したのでわかります。
だから、なにか新しいことを始めるつもりなら、まず家にあるものを処分してみることから始めるのもいいかもしれません。
いま私がこういったことを書いているのも、おそらく断捨離しろってことなのかもしれません。
まず手放せ!
全てはそれからだ!
ということかしら。
私らしい生き方というにつながるところまではいかないにしても、何かのきっかけにはなりそうです。
皆さんもなにかの参考にしていただけたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。